太陽光発電にメンテナンスは必要か?
結論を言いますと絶対に必要です。
かつてメンテナンスフリーと言われた太陽光発電ですが、2017年4月に発令された改正FIT法によって「保守点検および維持管理(メンテナンス)」が義務付けられました。
年に一度のメンテナンスが望ましいですが、少なくとも3~4年に一度は点検を行っていく必要があります。
なぜメンテナンスが必要になった?
メンテナンスが必要とされているのは発電量が著しく低下していないか、機器が破損していないか等の項目です。
つまりメンテナンスフリーであると言われ点検を行わず、発電量が低下している、機器が破損している、または停止しているような太陽光発電所が増加したことが原因と考えられます。
電力をまかなうことが主な目的であるにもかかわらず、メンテナンスを怠ることによって発電量が下がっていては元も子もありません。
これらは電力を買い取る側だけではなく、電力を販売する事業者様にとっても、発電施設の周辺住民の方にとっても重大な問題となりかねません。
メンテナンスを行わないとどうなるの?
上記で述べたように、メンテナンスを行わないことによって発電所でおこる様々なトラブルを引き起こすことになります。
例えば
- パワコンの故障に気づかず売電損失をしてしまった(機器の故障)
- パネル汚れが蓄積してパネルの劣化を引き起こしていた(効率低下)
- 設置しているパネルが発電を行っていなかった(不良品の使用)
- 雑草が生い茂り害獣の住処になってしまった(近隣トラブル)
などが挙げられます。
太陽光発電はパネルを設置するだけだから安全だと思われがちですが、電気を生み出す発電機器(精密機器)ですから、車や様々な機械と同じようにメンテナンスをしっかりと行わなければ危険なものとなります。
また改正FIT法によってメンテナンスは義務となっておりますので、最悪の場合認定取り消しとなります。
メンテナンスと日々の点検
以上のように、メンテナンスは義務であって発電事業を行う以上は気を付けなければなりません。
基本的にはメンテナンス事業者に委託する形になりますが事業者様ができる点検もあります。
現在では多くの発電所にて発電量をチェックする監視装置が導入されているため、発電しているかが一目でわかります。
最低でも週に1回は確認を行い、天気がいいのに発電量がいつも以上に低くなっていないか、エラーが発生していないか等を確認するように心がけましょう。
また監視カメラ等を設置された場合は定期的に現地を確認し、雑草が生い茂っていないか、飛来物がないか等を確認しましょう。
きちんとメンテナンスを行っていてもトラブルが起こる可能性は十分にあります。
日々確認をすることによって異常にいち早く気づき、しかるべき対処をすることで安全性を確保するだけではなく、逸失利益を減らすこともできます。
ジャパンインスペクションのメンテナンス
サンエイグループのジャパンインスペクションでは、太陽光発電所のメンテナンスを主力事業として行っております。
太陽光発電所の建設会社として培ってきた知識や自社発電所での経験、お客様の声を元に安心安全な太陽光発電事業ができるよう様々なサービスをご提供しております。
また定期点検から除草管理監視代行まで一括で管理するO&Mサービスもご提供可能です。お客様の負担を減らし、本業を維持しながら発電事業を行っていただくことが可能です。