
テレビやラジオなどで「カーボンニュートラル」や「SDGs」という言葉を聞いたことはありませんか?耳にすることはあっても実際どういうものなのか、どうしてこんなにも連日のように耳にするのか、どうして多くの企業が注目しているのかは理解されていない方が多いかと思います。
今回はこの二つのキーワードの意味や、どんな取り組みが行われているかを解説していきます。
カーボンニュートラル
カーボンニュートラルとは「温室効果ガスの排出を全体として0の状態」のことです。排出を全体として0というのは一切排出しないという意味ではなく、排出量から樹木などの植物による吸収量を引いて相殺する、実質ゼロであるとみなすことを意味します。
ここでかかわってくるのが太陽光発電をはじめとした温室効果ガスを排出しない「再生可能エネルギー」です。温室効果ガスを減らすことはできてもゼロにすることはできませんが、再生可能エネルギーに切り替えることで減らすことはできます。再生可能エネルギーで排出量を減らし、植林等によって吸収量を増やすことでプラスマイナスゼロを目指します。
世界で120ヵ国以上の国と地域が「2050年カーボンニュートラル」を目標として取り組んでいる中で、日本でも2020年10月に「2050年カーボンニュートラル宣言」を発表し、2050年までにカーボンニュートラルを達成することを宣言しました。
SDGs
SDGs(Sustainable Denelopment Goals)は「持続可能な開発目標」と訳されます。2015年9月に国連で採択され、「誰一人取り残さない」という理念のもと「世界の貧困をなくす」「持続可能な世界を実現する」ことを目指した目標です。
SDGsには2030年を達成期限とする17のゴールがあります。

- 貧困をなくそう
- 飢餓を0に
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
このように、SDGsの17個の目標のうち半分以上が環境に対する対策の目標を担っているため、再生可能エネルギーはこの目標実現に役に立つことができるとして大きく期待されています。
メリット
カーボンニュートラルやSDGsに取り組むことによって企業にメリットが生まれることもあります。
- コスト削減
- 企業の信頼性
- 企業イメージの向上
自社で発電所を所有・運営した場合、事業に使う電気をそこでまかなうことで電気使用料を削減することができ、世界中で取り組まれている取り組みに参加することで企業の信頼性やイメージの向上にもつながります。
またこれらの発電所を建設する際には補助金が利用できるケースもあるので、うまく活用することをおすすめします。
ソラエネストの取り組み
カーボンニュートラルやSDGsに取り組む方法として私たちが推奨しているのは、上記でお話しした通り再生可能エネルギーの導入です。発電所運営はもちろん事業に使用するエネルギーを再生可能エネルギーによって賄うことも一つの取り組みといえます。
取り組みの第一歩
世界的に地球温暖化や再生可能エネルギーへの関心が高まっている中、参入する方法はいくつもあります。設備を省エネ性能の高い設備に入れ替えるだけでも取り組みの一つといえますし、自身で運営をしなくても再生可能エネルギーを使っている電力会社と契約するのも一つといえます。
ソラエネストでは太陽光発電所の建設はもちろん、運営代行やメンテナンスも行っております。グループ内には建築を行っている部署もありますので、設備機器の更新も行えます。
参入はしたいけれどどこから始めたらいいのか?
お悩みの方はぜひご相談ください。