こんにちは。今回は太陽光発電の「出力制御」について簡単に解説します。

売電を行っている方は必見です。

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出力制御ってなに?

発電量の需要量と供給量のバランスを保つために、発電量を制御することです。
発電量を制御(コントロール)しないと停電などの障害を引き起こす原因になります。
詳しくは下記をご確認ください
再生可能エネルギーの出力制御に係る運用の基本的考え方
中部電力パワーグリッドHP「発電設備の出力制御について」

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誰が対象なの?

系統に流す全ての発電所が対象です。 売電を行っている発電所やオフサイトPPAの方など。

系統けいとう

送電網・配電網のこと。電気を各地に送るためのシステム。
売電ばいでん
自家発電で得た電力を電力会社に売ること。
オフサイトPPA
自社の敷地内に他社の太陽光発電所を設置し、そこから小売電気事業者を介して自社に送電し、 自社で使用する太陽光発電のモデル。

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さらに詳しく解説します!

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実は契約申込の受付日により、適用ルール出力制御の対象可否出力制御方法が異なります。
オフライン制御やオンライン制御の詳しい内訳は下記のようになっています。
かなり難しいのですが、つまり、「被代理制御」の発電所は発電所自体は出力制御されません。理由は、「本来制御+代理制御」の方が「自分たちの分+肩代わりの分」と二重で制御されているからです。しかし、そのかわり「被代理制御」の方は「本来制御+代理制御」の方に肩代わりしてもらった分を金銭にして徴収されます。
本来制御ほんらいせいぎょ
事業者が本来制御されるべき発電量のこと。
代理制御だいりせいぎょ
現地操作の方の代わりに自動操作の方が出力制御を行うこと。現地操作の方は肩代わりをしてもらった分を金銭にして徴収される。
被代理制御ひだいりせいぎょ
出力制御を別の発電所に代わりにしてもらうこと。
実際の制御有無ひだいりせいぎょ
電力会社からの出力制御指示により、実際に出力制御を行うかの有無のこと。

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何が行われるのか?

とっても簡単にいうと、「発電量が制御される」です。

*中部電力エリア

*制御命令は1%~100%まであるため、完全に発電を停止する場合もあります。

*中部電力エリア

*制御命令は1%~100%まであるため、完全に発電を停止する場合もあります。

*確認が取れない状況や対応出来ない状況が続くと最悪の場合、中部電力との契約破棄になる可能性があります。

詳しくは下記をご確認ください
「再生可能エネルギーの出力制御に係る運用の基本的考え方
中部電力パワーグリッドHP「発電設備の出力制御について」

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何が必要なの?

*適用ルールによって、手順などの詳細が記載されたPDFデータがあるので、よろしければご覧下さい。
太陽光(新ルール)の出力制御に関する今後のお手続きについて(高圧・特別高圧)[PDF:1.531KB]

太陽光(旧ルール)の出力制御に関する今後のお手続きについて(高圧・特別高圧)[PDF:1.529KB]

太陽光(無制限無補償ルール)の出力制御に関する今後のお手続きについて[PDF:1.656KB]
太陽光(無制限無補償ルール)の出力制御に関する今後のお手続きについて(低圧)[PDF:1.526KB]

お問合せ先

中部電力パワーグリッド株式会社 ネットワークコールセンター

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